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玉田 恭子展

 8月30日(水)→ 9月5日(火)

日本橋高島屋6階 美術工芸サロン

最終日は午後4時閉場

 

武蔵野美術大学工芸工業デザイン科を卒業後、テキスタイルデザインに従事したが、1985年にガラス制作を開始、アメリカでガラスアートを学んだ後、岐阜県内に工房を設立。後に、横浜に工房を移築し、ロンドンやニューヨーク、日本国内にて個展、グループ展など発表を重ねている。現在、日本ガラス工芸協会正会員。古今和歌集や源氏物語などの古典文学から着想を得て、雅やかな王朝・宮廷文化をガラスアートの形に写し、現代に表現する作風で評価を高めています。宙吹きとキルンワークをベースに、複数色のガラスや金箔を重ねて溶着させて、まるで墨流しの料紙のような景色を表している。特徴的なのは、絵巻物や書物の形を模りながら、そこに物語や和歌をラスターの筆文字にして閉じ込めたオブジェ群。和歌や物語のストーリーそのものと、金を散らした料紙的な景色があいまみえ、雅やかな大和的な世界を表現しています。

 

日本橋高島屋HP

 

○お問い合わせ

6階美術画廊 直通TEL(03)3246-4310

 



雅とは

 

わが国は古代より、自然や物事を描写する言葉を沢山持っていました。

これは日本最古の歌集である『万葉集』に所載されている様々な歌で、証明されています。

この美しい自然や空気感や色彩感覚を表す言葉を、平安時代の宮中文化が取り込んで作り上げた世界感が、『雅文化』です。

この、『雅文化』を発展させるために重要だったのは、『仮名文字』の発明にほかなりません。

話し言葉を、其の儘表現できる『仮名文字』は、文字自体に美しさが求められ、1000年前にはその美しさが完成しました。

梅 桜 藤 山吹 躑躅 杜若 菖蒲 楓 蛍 蓮 笹

数百と言う花木や虫達。

この言葉を表す色合いが在り、衣装や道具 手紙や行事に、この色香を取り入れて来ました。

そして、千有余年『雅文化』は日本の宮中で脈々と受け継がれ、日本文化の基となって現在に至っています。

日本が誇る至高の文化事象が、この『雅文化』です。


千有余年の昔

萌芽して出来た『かな』

そして自然を遊び創られた『かさね』

平安時代の都人の洞察目は微細な季節の

移ろいや息吹を『いろ』

として認めました

 

玉田恭子は

硝子と云うコンテンポラリーアートを

平安都人の『目』を以って

『みやび』を活かし世界を展げ

『いのり』を捧げ

日本のガラス

日本人にしか表現出来ない

『うるわし』を皆様にお見せいたします

 


2017.1

玉田恭子のかさね硝子は、実用新案に認定されました。